【人】 アマミ[今でこそこうして彼女の頭を撫でるアマミだが、あの島で出会った頃は彼女の傍に寄ることすら並々ならぬ抵抗感があった。 それは純粋な警戒心であり、アマミの大人気ない精神を象徴していたと言えるだろう。 「俺で悪かったな。」と。 あのころ思っていた言葉をいま口にしてしまえば流石に彼女に怒られてしまうだろうか? 自身への皮肉や謙遜は己のみならず、己に好意を向けるクラヴィーアの品格をも落とす愚行であると、アマミは学んでいた。 己の手を受け入れる彼女がこちらの為に迷いってくれている ついでに戦闘態勢に入っている と分かれば、もう少し気の利いた事が言えたのかもしれない。>>99]** (110) 2021/04/01(Thu) 16:42:39 |