【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>107突然にしみじみとしたことを言われて、目を瞬いて主を見つめた] えっ……そうかい? [命の危険があるような場所に共に戻る気になってくれたのだから、それだけ頼られていると思えば、元兵士としては誇らしいものはある。 が、それだけ頼られるようなことを何かしたろうかと当時の己を思い返すと、何も思い当たらないのだった。飲み物を用意していた記憶しかない。 まぁ主が良いというのだから良いかと深く考えるのはやめておき、安心しきった無防備な表情をする主に笑いかけた] ぼーっとしていると冷めてしまうよ。 [声をかけたあとは、のんびりとこの国の味を楽しむことにした。 使うスパイスの差だろうか、食べ慣れない香りがするものが多いが、不思議と美味しいと感じる。 しばらく暮らすだろう土地の食事が合いそうで、ダレンは内心胸を撫で下ろしていた]** (116) 2021/04/18(Sun) 16:48:52 |