【人】 四谷 隆史― そして怪異と邂逅す ― [セキさんに連れられながら、 先のことを考えていた。 ――生きて償うのってきっと、とてもしんどい 死んだ方が多分楽になれるし あいつらもそう望んでいるだろう 俺が殺した子なんて特にそうだろう でも、セキさんが言ってた チハヤさんを見つけたら帰れ。って こんな場所にいる必要はない 俺が他にやるべきことって、何だろう。 ぐるぐる、してた。だからきっと 遠くに現れた”それ”に対して 判断が遅れたんだ。] (117) 2022/08/12(Fri) 17:36:18 |