【人】 白瀬 秋緒[ 己が言葉を切るまで、絵音はそこから動かず、黙って聞いてくれていた ] え…… [ 最初に聞こえたのは共感の言葉>>1:636 簡単に、分かるとは言ってほしくなかった ……と、いうか、……絵音は、共感する側ではないと思っていた ピアノに関しては、絵音の方が姉よりも上であったと思うし けれど、姉を避けているという現実、それから惨めになるという言葉 たぶん、同じ気持ちなのは、本当で そして――その言葉によって、 ピアノを自分から辞めたのではなく、辞めざるを得なかったことを、察してしまった ] …………そう [ もしかしたら、今のあたし達は似てるのかもしれない>>1:637 似た道を辿って、行き着いたのがここなのかもしれない 置いてかれたんじゃなくて、似てしまった結果がこれなのかもしれない だから、 ……だから、その共感は、素直に受け取っておく ] (120) 2022/10/17(Mon) 14:30:42 |