 | ― 中央広場 ― 踊りは……お恥ずかしながら、独学なんです。 幼い頃からの趣味が興じた形で…。 [ 目の前に立つ男の声音は、存外優しいもの。 >>72 積年を体現するような貫禄は存在感を放ち、 雑踏の中であっても全てが曇ることはない。 ──故にパトロンとして名高いのだろうか。 ] ……………………、 [ 途中で紡がれなくなった言葉の続きなんて、 火を見るよりも明らかなことだった。 ……そう。「足りない」。 数多の原石を一等星に仕立て上げた彼の感性は、 正しく女の美を見定めている。 ] (120) 2022/11/21(Mon) 22:37:23 |