【人】 2年生 松本志信[小さな呻き声>>119 に身体を離せばよかったけど 一度開いた瞼の奥に、空色が滲んで見えたから離すことは出来なくて。 痛くないように、壊さないように包み込んだ。 声を聞けるのも、触れることが出来るのも、生きているから。 あんなに疎ましかった命が今あることに感謝している。 夢に見た、二度と会えなくなってしまった友の満足そうな表情。 思い出せば張り裂けるくらい胸が痛いけれど ──だから] おかえ、り。 待ってた。 ありがとう。 [最期まで、小泉くんと向き合ってくれて。 しんどかったろう、今も辛いだろう。 柔らかく、後ろ頭に回した手で撫でる。] (120) 2022/09/17(Sat) 18:20:15 |