
![]() | 【人】 大聖女 セレスティア──そうして、私も毎日を続けていく。 花嫁衣装は白を基調にして、マラクの瞳の色の糸で裾に様々な刺繍を入れていく。 村特有の模様には花嫁の祈りだとか、子宝だとか、豊作とか、色んな意味の込められたものなのだそう。 確かによく見ると、そうした願いにつながる意匠があったから面白い。 花婿のマントの刺繍は私の瞳の色の糸で。 こちらにも色々な祈りの模様があったけれど、此方には幾つか守護の魔法陣を縫い込んだ。ひと針ひと針、祈りを込めて。魔力を込めて。 きっと何かあった時、マラクを守ることができるように。何か、はない方が良いのだけどね。 花嫁の衣装の形は、村のものだからシンプルなドレスとヴェールで構成されている。 アクセサリーは旅の間に手にしたものをいくつか使っても構わないかしら? 預かったままだったお守りの石を、胸元にあしらっても? そんな細かなことを相談しながら、二人の衣装を作っていく。 (125) 2026/07/24(Fri) 7:45:54 |