【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ子どもの容姿が星に消えた主の幼き頃と瓜二つで それはまるで擬似的な再会を果たすかのごとく。 『 大蛇 』は主と子どもが別人だと理解しつつも どうしてもその姿を重ね見てしまう。 「ここに神などおらぬ。 在るのはただ、怪物一匹。」 『ただの子ども』の小さな勇気は どちらかと言えば村に帰るより神との謁見にあり、 つまりは己を神と見てその姿を目に焼きつけること。 『 大蛇 』にはそのように聞こえてならず ついには人の形をした姿で子どもの前に姿を現す。 (127) 2021/06/16(Wed) 15:12:15 |