人狼物語 三日月国

36 【R18】海の上のひみつ【完全RP】


【人】 曳山 雄吾

[ スツールに腰掛けて、待つことほんの二分ほど。
 カウンターに肘をつき両手を組んで待っていた雄吾の前に、
 一杯のマグが差し出された。

 カクテルを調製したのはマスターではなく、
 まだ学生のようにさえ見える若い青年だった。
 実際、その時かれはまだ21歳だったのだが。

 マグから立ち上る、甘く温かい香りの湯気。
 カフェオレ色をしたそれは、ホットのカルーアミルクだった。

 熱せられたアルコールが鼻腔をくすぐり、
 馥郁としたコーヒー香が疲れた心をなだめていく。
 火傷しないようにずず、と啜ると、
 リキュールとミルクの甘味は
 身体を中から癒していくようだった。]
(128) yuma 2020/07/13(Mon) 23:40:00