【人】 3年生 黒崎 柚樹[消えた時計表示、止まった文字盤。 ぼんやり見上げていたら津崎から声がかかって。>>99] わかった。 [冷蔵ケースにはずらりと水の他にも、何やらお洒落な瓶入り炭酸飲料なんかもあったけど、津崎は迷いなくミネラルウォーターを選び、そこそこ雑な挙動で菓子の詰まったバスケットを容れ物代わりにするつもりのようで。] ? うん、別に、楽勝。 [5kgなんて、日々のトレーニングにもなりはしない重量。 毎朝28kgのベンチプレスと20kgのアームカールと24kgのトライセプスエクステンションとトライセプスプレスが上半身トレーニングの日課だしなあと片手でバスケットを抱えて、片腕空いてるけど他に何か持っていこうかと言えるくらいには、全くもって余裕だった。 結局、女子も来るだろうし精神安定似甘いものがあった方が良いのかなと、津崎がそのへんに雑に移動させた菓子類からチョコチップクッキーと色鮮やかなメレンゲ菓子の箱を一緒に持っていくことにして。 そんな折、食堂にやってきた工藤さんと、少し遅れて小泉さんたちの姿が目に入った────んだと思う。] (128) 2022/09/04(Sun) 11:43:39 |