![]() | 【人】 dawning blue 空閑 雅美― 2日目の朝 ― や……起きる…………。 [秋月の声で、ああ家かってなって、でも風の音でいや違うわこれ雪山だってなって、でも、"朝食"とか"二度寝"とか、聞き馴染んだフレーズにふんふんと頷いて。>>118] …………ゃ……、…………。 [じわじわと後からその台詞を反芻して、顔に朱が走る。 ────やっぱさ。なんかさ。なんかこう、さ。 甘くね?秋月、俺にくっっっっっっっそ甘くね? 皆のいる前ではそれなり取り繕ってる風だ(と昨日俺は思った)けど、改めてこう、2人で居ると、なんか、こう……。 己の態度は己ではなかなか省みられないから、周囲にどう思われてんのかは解らねど、] ……やっぱ、律にはちゃんと報告、しないとだよな。 [秋月が浴室に消えてから、ぼそ、と呟いた。 昨夜、"ズッ友だよ!"みたいな事言っといて、これ伝えないのは、すげーフェアじゃねー気がするし。 隠してるつもりじゃないけど、変なとこから察せられるよりは自分で言えって話なんだよな。知ったとこで揶揄ってくるような奴でも無いんだしな。] (129) 2024/12/14(Sat) 15:58:33 |