【人】 X『教皇』 カルクドラ── 回想:交わる月 ── [ エーリクが洋館で過ごし始めてから、 誕生会やパーティー等行事の際には 「参加するかい?」と幾度と声を掛けていた。 その度、大体参加してくれたが>>1:106 彼が本心から楽しめているのだろうか、と 後日感想を尋ねていた。もし微妙な反応を見せたなら 「無理に参加しなくていいよ。 君が楽しめないと意味がないだろう?] と、答えていた。 いつかのパーティーの際、カルクドラとエーリクの二人が 欠席した時、揃って洋館の外に出たこともあった。 館にいればパーティーはまた参加できるから 今回は二人で遊びに行こうか、と。 迎えに来た時のように彼の手を引き、外の世界へ旅立った。 その時に、自分も洋館に来た当初はよく抜け出し、 しかも生意気で手のかかる子だったことを語り 当時、抜け出した時に良く訪れた露店街へと連れて行った。] (129) 2022/12/16(Fri) 18:58:53 |