【人】 第11皇子 ハールーン「……んふっ、くっくっくっ……」 [いやに嬉しそうに溢れる笑いがひたすらに気味悪く脳内に響いて、] 「そう……じゃあおまえは "それに従事する"人になりたいの?」 [言い方を妙に思う。やっぱり『菓子』が指すものはそれ自体じゃない気がした。意図をやや外して答える。] ──俺、は、料理人になりたい みんなに、笑顔になってもらえる料理を、 作る人になりたい……それが、俺の道だと思う、 から。 [声が震えないように、決意をもって発声した。この気持ちは決して嘘じゃない。 目線を、合わせなくていい体勢になってるのは不幸中の幸いだと思った。] . (130) 2021/04/22(Thu) 23:31:54 |