【人】 二年生 田邊 夕鶴[その後。 一度抜いたくらいじゃへこたれなかったドクダミと、 第二・第三次大戦なども勃発し。 鳳さんがドクダミを受け取っていてくれたなら、 再び声を掛けたりもしただろう。 そのうち、彼女の花壇の話なども 聞けるようになるのなら。>>0:22 私は、祖父母やご近所さんの庭で、 手伝いをする時の悩みなんかを相談したりして。 「この間、花についた害虫を 割り箸で取っていたんだけど――」 なんて。 花の女子高生が集まって、花の話をしているというのに、 微塵も色気のない雰囲気に なってしまったかもしれないけれど。 でも私は、何も構える必要なんかなくて。 手をあげて、「鳳さん!」と気軽に呼びかけ、 笑顔で話す事のできる、あなたはそんな相手なのだと。 いつか知るような機会は、私に訪れただろうか?]* (134) 2021/07/28(Wed) 23:16:31 |