人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 Chiavica テオドロ

>>127 ニコロ

「背負う……背負い込む、か。
 良いですか。誰かがやりたいって言うんだったら、
 俺は喜んで業務の一つ二つ寄こしてやるってんです」

ただ能力も意欲も持ち合わせた者は少ないものだから。
効率や──幸福指数の総量を考えれば己が呑み込めばいい。より上に預けるというのは流石に礼儀がなってないと分かるし。

「あともう一つ。……あんたの知っての通り、
 俺はこれでも自己主張が強いタイプじゃないですが」
「手を焼かせず、困らせるのは結構好きですよ」

本当に甘味が欲しかったわけではないが、それを聞き入れてもらったら溜飲が下がるというもの。
ピザをひと齧りして、広がる秋の風味に悪くないと頷く。

「本当はビールでも飲みたいですが……
 オレンジジュース辺りで勘弁してやりましょう。
 きっとコーヒーゼリーかティラミス等が合いますね」

濃厚なチーズにはさっぱりしたものが合うだろう。
兄貴分にちょっかいをかけつつ適当に食に想いを巡らせるのは、それなりに息抜きになって悪くない気持ちだった。

#商店街
(135) backador 2023/09/10(Sun) 16:47:31