【人】 シオン[水を飲み終わり、器を返して、周囲を見渡す。ヴィス族の方々がもう着いているらしいし、女の婚姻相手も新居を見に来るかもしれないから。 婚姻相手は女より背が高く、歳下だと聞かされていたので、まさか目が合った相手がそうだと気づかない。>>131] こんにちは。 [挨拶を返してこちらに来る相手をよく見る。婚礼衣装を着ているのに気づき、レイの婚姻相手だと思い込んだ。リル族から出された花嫁は、女とレイだけだから。 彼の婚礼衣装が身の丈に合っていなくて不格好になっているのにも当然気づいていて。] 服。脱いでくれる? [傍まで来た人懐こそうな彼に笑顔で告げた。 女は、せめて上着の丈を詰めて、せっかくの晴れ舞台に華を添えてあげようと考えただけだった。 近くに居る世話人に、裁縫道具を持ってきて、と指示を出していたので、彼の反応には気づかないまま**] (135) 2021/12/03(Fri) 13:59:25 |