人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 コピーキャット ペネロペ

>>133 イレネオ

「いえいえ。こちらこそ、
 日頃平和を守ってくださってありがとうございますっ」

限りなく本物のようにした、うわべの言葉と笑顔を返す。
実際は都合の悪い時は都合が悪い以上のものではない。
とはいえ一般市民としての模範解答はこれなのだ。
そして、癪ではあれど都合の良い時も存在しなくはないだろう。

「じゃあ、元気を出したい時はどうぞ当店をご贔屓に!
 秋の新作も出てますから、またいらっしゃってくださいねっ」

今度は外れてはいなかった推理に、やった、と喜んで見せて。
ちゃっかりとセールストークなんかも添えた。

時折墓石を向く視線の動きは見えていたか、見えていなかったか。
見えていたとしても詮索のし過ぎは怪しまれると判断したのか、
特別言及はしないまま。

「あ、ここです!ええと、掃除用具はそっちに。
 決まった順番は無いので、一つずつ掛けていけば大丈夫です」

そうしている間に、気が付けば目的地へと着いて。
用具入れを開けば、中には様々な道具を掛ける為のフックがある。
園芸用具は数も少なく、すぐに仕舞い終わった。
掃除用具もそれよりひとつかふたつ多い程度のものだろう。

#共同墓地
(136) unforg00 2023/09/14(Thu) 0:48:51