[徐に敦久さんの手が、私の髪へと延びて
その大きく力強い手に、心臓が
つきり、と高鳴りました。
あまりのことに目を見開いて、わたし、
今しがた言われたこと
>>133の意味を
茹だった脳みそで、何度も反芻して。
そして、ああ、お誘いいただいてるんだなって
その時ようやく分かったのです。
指先で、私の耳や首筋をなぞって、
くつくつと喉を鳴らす敦久さんの目を見て、
ぞわぞわと粟立つような、だけど嫌悪感じゃない
不思議な感覚を味わって。]
(141) シュレッダー 2020/08/09(Sun) 18:50:50