【人】 第11皇子 ハールーン(……でも、急がなくていいか。) [これから一緒にいるのだから、と。 我ながら、考えなくちゃいけない事を後回しにした思考回路だ。けれど何もかもを解こうとすると余計絡まりそうな気はしていた。逃げる癖がついているのかも、しれないけれど。 店を出て、帰路につく前にここらを散策することに>>138。母お手製の魔法具は少々人目を憚らないきらいがあるので、それは賛成。ダレンもそれを気にしているに違いない。 そうして歩くうち>>139。彼は誰かを見つけたらしい。] ──……軍人さん?……生きてる? [反射的にそっとダレンの後ろに隠れる。 見慣れた自国の制服ではないが、それが『衣装』にも見えなかった。──それに誰が誰を『雇って』いるかなんてわからない。"2番目の兄"の姿が過ぎる。]* (141) 2021/04/18(Sun) 22:22:58 |