【人】 怪力 シャオロン[大昔、アルステラの民たちが祈りを捧げていたという泉。 祈るようなことは何もないが、することもないまま広場にぽつんといるよりは幾らか落ち着く。 魔物は出るかもしれないが、自分には脅威とならない。] …………花、 [茎の柔らかな白い花を摘んで、何の気なしに編む。 作り方を習った記憶などないのに、それは綺麗な小さな輪になった。 まるで子供の頭に乗せるのにちょうど良いサイズを指が覚えているかのようだ。 このサイズでは――そもそも野草で作った花冠では、花嫁への土産にもならないだろう。 婚姻に前向きだと思われても困るから、これは木の根元に置いていく。 顔合わせまでには広場に戻れと言われた。 だから、顔合わせまでは広場にいなくとも良いだろうと都合よく解釈をして、適当に拾った石を指で研磨する。 水平に投げると、石は水面を(19)1d20回跳ねた。**] (142) 2021/12/03(Fri) 17:57:48 |