人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 客 葉月

──おう、空いてるよ。

[よし、落ち着いて返せたぞ。流石俺えらい。やれば出来る子だ。

ついでにカウンター下に置いていた荷物を手で退けて、もう片方の手でイスの背もたれを引いて座りやすいようにしてやろう。

そう、“隣の”イスの背もたれを──]

(……………………)

[相手が“一つ分だけ開けた”隣に座るのを見て、俺はそっと引いた背もたれを戻した。
無理。恥ずい。死ぬ。今日は閉店です]
(142) 2023/03/05(Sun) 15:08:40