【人】 春分初候 雀始巣[ 声色に苦笑が滲む。 ] 何度来ても、どうにも慣れませんね それに今回、見た感じ 普段なかなかお見かけしないような方も 来ていらっしゃるような気が―― [ とはいえ。 同じ蛍であるから、彼女に対しては少し、 親近感のようなものを抱いている。 必要以上に重ねようとはしない言葉数が、 彼女に向ける時は、自然と増えている程度には。 ] ―― まぁ、 それも込みで、いつも通り、でしょうか [ 会合の前後こそちょっとした宴の様相だが あくまで仕事であり、自分は只従者に過ぎない。 (灯守りと蛍の在り方は、この場で目にするだけでも 本当に、本当に様々なものがあるけれども) 緊張しようが珍しいことがあろうがなかろうが 何も、なにも変わることはないと口にするのは それはそれで妙に肝が据わって見えるのかもしれず。 **] (142) 2022/01/20(Thu) 1:07:03 |