人狼物語 三日月国

138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】


【人】 夢うつつ 真珠

[気付けば陽も少し翳ってきていた。人々や建物の影が長く伸びるのを見れば、周りの喧騒に気を取られていた真珠も視線を正面に戻して。がさごそと財布から取り出した小銭を賽銭箱に投げ込むと、鈴のついた太い紐を揺らした。


           ジャラン、ジャラーン……



手を大袈裟にパン、パンと鳴らすと、ぎゅっと目を瞑って俯いて、心の中で念じる。


……このへんの神様……ヒノワさま、こんばんは。楽しいお祭りを、ありがと、ございます。新参者だけど、よろしくおねがいします。


わたしにも、ももこちゃんにも……いいご縁が、ありますよーに……。きっと、神様なら、かなえてくれる…… ……よね?**]
(146) decrux 2022/03/18(Fri) 1:41:47