【人】 寿ホ儀 直青>>145>>146 [各AIに「個性」を持たせた設計者たちが何を企図していたのか、推察は幾通りも可能だった。基幹としてはやはり「数打ちゃ当たる」、多様性と言い換えても良い。何れにせよ"それ"がbébéたちに影響を与えることを期待されている。彼等の自発的行動によって取得される何某かも、その範疇であるというのならば。] なるほど。 羅生の判断は「是認」ですか。 [それは同時に、先刻の"読み取り"に対しての評価もまた「是」であったということだろう。] わかりました。羅生の判断を追認します。 三ノ宮のモニタリングは重要度を若干上方修正しましょう。 …………ふふ。それにしても、 「俺の興味」、ですか。ふふふ。 [ 込み上げる 情動を直青は抑制しなかった。一頻りの笑みとしてそれを発露させる。羅生がどう解釈するのかは直青の感知するところではない。もしも彼が「声」にするのであれば、その限りではなかったが。やがて全所属AIのメンテナンスを滞りなく完了させた後、直青は新たな「多様性」を模索するべく歩みを継続させた。] * (147) 2023/11/19(Sun) 20:52:35 |