![]() | 【人】 七川 惺[ニュースが一般大衆向けの電波に乗る頃には ほとんどの人達が「打つ手なし」と諦めていた。 そんな時、涼の頭の中に浮かんだのは かつての高校時代の同期で、今では 某研究所始まって以来の天才と呼ばれる神宮景の姿だ。 涼は頻繁に神宮景の元を訪れるようになる。 …それでも万策尽きた。 ギリギリまで避難誘導に携わっていた涼は 同じくギリギリまで研究所に残っていた神宮と合流。 津波が迫る中、二人は偶然 打ち捨てられた地下シェルターを見つける。 それは延命治療等の目的で実験が行われていた場所で 短期間ならばコールドスリープできるベッドがあった。 だがそれは到底、『地球最後の日』を跨いで 残れるレベルのものではなかった。*] (148) rin 2025/08/12(Tue) 23:07:32 |