【人】 月島 雅空[こういう引っ張るなといって素直に離さない>>95ところ、生意気盛り>>94だった頃の面影がしっかりと残ってることに、呆れるよりもほっとするのが正直なところだ。 専門学校に通い終え店で働きだし、珠月もまた自分の道を進むように美容師学校に通いだしてから、一緒に過ごす時間が減っていったからだろう。 それに昔と比べても随分と垢ぬけて美しく育ったとは思えるのに、早々変わるものでもないんだろう。と肩の力が抜けた。 おかげで今も好奇心のままに扉も開けずにテラススペースへ>>97いこうとするのも行こうとするのも、ほとんど流れ作業のように行い、体の向きを修正するように扉へと向けさせて] ん?どした? [良い環境のキャンプ場。中も当然期待する楽しみと、妹を見守る安堵する心地と、そんな表情を覗かれながらも振り返りこちらを見る珠月へと、軽く首をかしげる。 といっても、そんなに大きな意味はないだろう。気まぐれだし、で自分の中で片付けて] おー、広々としていいな。二人でつかうには十分過ぎるぐらいだ。 [珠月の声に呼び込まれるように自分も身を乗り出して、ぶつかりかけながらも横にずれたので、近くのスイッチを押して電気をつける。明るくなってより全貌が明らかになる。 先程のテラススペースに繋がる掃き出し窓からすぐにリビングのようだ。 板間のリビングの中央だけ和風の作りにされこたつが置かれている。 少し奥にはキッチンも見えて、二階に続く階段も横にはあった。] (151) 2023/03/01(Wed) 20:26:43 |