【人】 XI『正義』 マドカ[既に傷を持つ者には、見せることのない妄執。 逆に、『正義』の認める傷を持たぬ者へ、 それは牙を剥いた。 『証』をその身に刻みながら、 誰からも疎まれず、平穏に過ごして来た者がいるなら。 その過去に傷がないことを知ってしまったなら、 きっと一度は詰め寄ったことだろう。 どうして君は、『人間』の子供みたいな 生き方をしてきたの? 魂に刻まれた『罪』を償わなくては、 別の誰かがその代償を支払うことになるのに。 運命から逃げることは、許されないのに。] (155) 2022/12/14(Wed) 20:01:26 |