【人】 図書館長 アザレア[>>135視線に気付いて彼女を見下ろせば。 彼女も何だか不思議そうな顔をしていた。 おや、可愛らしい。 そんな能天気なことを考える程度には 特に不安を感じてはいなかった。 まぁ、そんな事もある。たぶん。 なんなら気軽に爆発したり花火になったりもするしね。 それが罷り通る世界線の我々に 恐れるものなど何も無いのである。 わたしよりは心配性の彼女とて その辺への認識は同じく大らかなようで すぐに甘える子猫みたいに腕に擦り寄ってきたから。 絡んだ腕のその先の、掌に指を絡めて繋いでおいた。 …………、……ああ、しまったな。 肩を抱き損ねてしまったようだ。] (156) 2020/12/27(Sun) 20:57:06 |