【人】 花屋の主 メルーシュ[ >>0:87 ヨシュア様はコンセールカリヨンの名家ハイアーム家に仕える方だ。(もちろんメルーシュが知っているのはかの方が名乗ってくださった名前だけだったが、両隣のおしゃべり好きな店主たちがおしえてくれた) 時に、ご自身が使えられているハイアーム公のご息女へ、花を求めて見えられる。 そしていささか不躾なメルーシュの質問>>1:59にも、不審な顔をせずに答えてくださるお得意様だった。 用事を終え、あとは屋敷に戻るだけなのです。 よければ店の隅で、 待たせて頂いでもいいでしょうか?>>1:113 ] ええ、勿論です。ヨシュア様。 [花々が所狭しと並ぶ店内の片隅には、ちょうど天窓の光がやわらかく差し込むその場所に置かれたひとりがけのソファがある。 もし彼がそこに座っても座らなくても、メルーシュは気にかけることはないけれど。 そのソファのちょうど目の前にある早咲きのコスモスが、どこか浮かない表情のヨシュア様に、声ならざる声で小さなメロディを風に乗せたことに、かすかに微笑んだ。] (156) 2020/09/25(Fri) 21:09:39 |