【人】 管制官 スピカ[しばらく近況を報告し、面会時間の終わりが近づくと、借りた椅子を元にあった場所に戻し、立ち上がる] じゃあ、私そろそろ帰るから。 [自分からチャンドラに会うことはもうないだろう、とスピカは思った。 自分から積極的に安否を追うこともしない。 喧嘩を買ってくれたのなら多分、チャンドラの方から会いに来てくれるだろうから] [だからスピカは自分から猫の入っている箱を開けることはしない。 箱の中を観測はしない。 観測しない限り猫が生きている状態も存在している] ……またね。 [あの日、麻酔が効き始めうとうとしている状態で、チャンドラに抱きしめられたことだけは辛うじて覚えている。 だから今日はそのお返しと、チャンドラを優しくハグする] [いつか、自分から箱から出てきた猫が会いに来てくれると、そう信じながら病室を後にする**] (159) 2022/07/22(Fri) 7:19:19 |