| [ 思案する様も含め、己への解を紡ごうとする姿を 機械はじっと見つめ待っていた。 >>131 ] ……己は、考えたこともありませんでした。 何かを守るために敢えて外界に赴くなど。 それはそうだと、思われるかもしれませんが。 [ 彼の出した答えは、その過程を見れば 本当に結論の部分だけであったかもしれない。 しかし、機械は驚嘆していた。 何かを守るなら、閉じ込めておくしかない。 端的にいえば機械はそのように考えていたから。 そして、機械が考えぬ機械であれば、 彼の姿が色濃く映ることもなかっただろう。] (163) 2023/11/20(Mon) 6:27:29 |