人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>145 テオドロ
掛けられた声が見知ったものであると気づいたなら、男はゆっくりと振り向いた。
秋風に長い髪を吹かせる表情は、いつも目下に向ける穏やかな笑みだ。
立ち話、歩きがてら。どちらにせよ貴方に合わせるように足は動かされる。

「人生の中の印象深い出来事が、秋口だったものでね」

風の行方を見つめるように流した視線は河の向こうへと掠めた。
高い橋脚の上からでも島の縁は伺えない。この島で一番高いビルからなら或いは、だろうか。
内心でどんなイメージを持たれているのか、素知らぬ男は柔らかく言葉を返す。

「随分私は良い印象を持たれているらしい。
 ……君は帰りかな。それとも署に戻るところだったりしたかい」

#街中
(165) 2023/09/11(Mon) 7:33:43