![]() | 【人】 日本舞踏家 月嶺 澄翔[それにしても、悠凛さん惺さんの2人は本当に仲が良さそうで。 眼前、ぽんぽんと弾むように交わされる言葉は、どこか音楽のような軽やかさがあって、聞いていて全く飽きなかった。 高校が舞台の1つな彼らは、ロケ撮影もかなり雰囲気が違っているようで、普通に一般人(エキストラ?)が多い中、演技をしなければならなかったらしい。 それはまたとても大変だ……と、僕はおいしく、もずくを啜る。 廃神社での2人芝居で良かった。本当に。 そしてサウナ云々のところで、またお鉢が回ってきて。 是非にと僕が頷くか頷かないかのうちに、悠凛さんの「俺も入ってます?」という朗らかな声 >>132 と、惺さんの「是非!」と張りのある声 >>151 が響く。 こういう時、僕はいつでも出遅れる。 基本的に、その……、どんくさいという自覚はあるもので。 私も、と声を出すこともできず。 せめて首を振ろうとしたところで、惺さんが「澄夜も一緒に」と言ってくださって、僕は笑顔で頷いていた。] はい、僕も行きます。 [敬語外しは鍛錬中ですが、でも、一人称の"私"は、この勢いで外れてしまっていた。無意識に。]* (166) Valkyrie 2025/08/19(Tue) 18:39:38 |