【人】 Chiavica テオドロ>>152 ニコロ 「書類仕事に関しては最も期待してません。 寧ろ振ってもらえると思いあがらないでください」 自分だけじゃないにしろ、誰が手伝ってると思ってるんですか。そんな意図が呆れたような声に滲む。 「割り振りも仕事のうちの一つですから、 決して怠らないようにはしますがね。 大抵は俺がやってしまった方が早いので…… ……ああでも、人と接するような仕事は任せますよ。どう考えても俺には向いていないものなので」 社交性に溢れている性分でないのは明らかなので、 それは大義名分として扱える。数少ない隙ではあった。 「へえ。あんたに実現不可能なことを遠慮して言っておらず、真の形態を隠し持っているとしても?」 一度向くのは、冗談とも本気ともとりづらい薄い笑み。 それはすぐ解かれて、いつもの嫌味のある笑顔に変わるが。 「なんて。こういうのはガチで困らせないから、 愛嬌がある程度に留まるんでしょう。 俺は、あんたより手のかからない男なんでね」 #商店街 (168) 2023/09/11(Mon) 9:23:16 |