【人】 祓魔師 ダンテ[ それから、>>167ヴィが身繕いをすませるからと浴室へ消えた少しあと。シャワーの水音が響いていたから湯を貯めるのは控えてしまったのかもしれない。 あまり夜遅くに外を出歩くのは避けたいからだろう。今ならまだ夕日が沈みかけた頃だから、市場が閉まるまでは大丈夫そうだ。] …… [ そうして姿を現したヴィを見て一瞬自分は惚けていた気がする。彼の種族が男女の性を定めるまではどちらにも変わる事ができるという話。 女性の姿を見たのは初めてで、見惚れたと言っても過言ではない。] 服を買わなきゃね [ それから口に出たのはそんな言葉だった。普段の彼だってそれほど線が太いわけでもなく、どちらかといえば華奢な造形をしていると思うのに。 女性の姿をしたかれはいっそう美しく小さく儚げに見えた。*] (169) 2021/04/17(Sat) 0:17:45 |