【人】 涼風 梨花[ほんの少しだけ、試すような含みを持たせるが 尚も是と返れば、くい、とグラスを傾け飲み干す。 くら、と視界が回るのはほんの一瞬。 彼を支えるように腕を添えたまま、立ちあがろう。 行先が女の部屋に変わったとしても異論はなく。 何れにしても個室についたら、 まずは部屋に備え付けの冷蔵庫からペットボトルの 水を取り出し、差し出すだろう。] 飲んでおかないと、あとで辛いわよ。 それとも──…飲ませてあげましょうか? [なんて、冗談めかした台詞を添えて。]* (170) 2020/07/17(Fri) 23:09:52 |