![](./img/xxxxclass/030.png) | [ それでも、 彼女と話をするべきだと、 思った気持ちは、嘘ではなかったから、 ほんの少し、進む歩調を緩めて。 会話が途切れたらしい頃を見計らって、 彼女の背後から近づけば、気づいた様子の 彼が俺を見て声をかけてくる。 >>144 君"も"という言葉に、首を傾げるが、 続いた言葉に、数度瞬いて、] うん…… 約束したから…… 彼女と、…… 君とも、ね [ 足早に踵を返す背に、 何か言おうと、唇を僅かに動かしたけれど、 ただ、ぽつり、と一言返して見送ろうと思った。] (172) 2023/02/22(Wed) 19:01:00 |