人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 騎士 ノア



    ………僕は
おじさん
、より先に
    名前を呼ばれるような魔法士になるもの。


[ ニヤリと上げられた向こうの口角とは反対、
  未来を想像してぎくりと肩を震わせ挙動不審に。

  10年以上先のことなど想像もつかないけど、
  今よりもっと力をつけて誰にも負けないような
  強い魔法士になるのが夢だった。


  若者の戯言と聞き流されたか、
  そこまで大げさに重たい会話ではなかったので
  向こうは忘れているかもしれないが
  
  夢は所詮夢でしかなく
  今の姿騎士は現実の象徴だ。
  若いうちに見ていた泡沫の話は
  忘れていて欲しいなんて思っている。 ]

 
(174) 翠 2022/05/21(Sat) 12:33:11