>>153 御山洗
「ホントに混ざっていったら……どうする?」
想像してみな、とでも言いたげな真剣な目つきで見上げる。
緑生い茂る山ではしゃぐ黒づくめの28歳。
「もしかして……俺の故郷が恋しすぎた
気持ちが届いちゃったかな……? なんてな
まあ、俺に才能があったってことにしておこう。
……久々のスイカうまかったよ」
「でも、大人としちゃせっかくだから
再開を祝していつか一杯やりたいとこだな」
応援されちゃ、がんばるしかないな……とぼやく。
がんばる、あんまり柄じゃないなと、しぶしぶといった感じだが、悪い気はしていない。