人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 法の下に イレネオ

>>164 黒眼鏡

たん。
たん。たん。たん。
革靴の底が教会の床を叩く。
響くほどの音ではない。それでも、苛立ちを隠せなくなっている証拠。
しかし零れたのは乾いた笑みだ。座っている貴方と立っているこの男であれば、当然こちらの目線が高い。自然に、且つ強調するように、見下ろして笑う。

「マフィアが法を語るか。まるで口上だな。」
「隠したいことがあるほど口数は増える。そうだろ。」

いつもの決めつけ。
プラスして青い勘。

「やけに囀る・・な。」

職場の年配には決してしない言葉遣い。
さされた指は腹立たしい。だがわざわざ避けるのも子どもくさくて腹立たしい。間をとって、目を逸らすに留めた。
窮した返答はしない。それだって、十分に子どもくさいのだが。

#教会
(175) rik_kr 2023/09/11(Mon) 13:44:23