人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 法の下に イレネオ

>>166 ダヴィード

「言えてる。」

今のところ、貴方は思春期の少年だ。
その年頃特有の気の迷い・・・・や不安で、誰かとぶつかったり、やさぐれたことをしたりする。一過性の放浪者。
男にとっての貴方は、そうだった。或いは、そうであってほしいと思っているのだろう。だから、それ以上のことがない。

「はは。」

機嫌がよさそうな笑い声がまた零れた。
この国の人間らしく身内好きな男だ。それでいて、休日を休日にすることが苦手な男だった。誰とも会わないはずの日に、知り合い貴方に出会えたのは、やはり幸運なことだったのだろう。
無骨な手が貴方の髪を乱して去った。

「そうだな。お前は人間の方が向いてる。」

猫はそんな風にお強請り上手でもないし、と。
ペットとして飼うならいざ知らず、男が知るそれは野生の、それとも捨てられたものだけだったので。

#商店街
(176) rik_kr 2023/09/11(Mon) 13:56:54