【人】 言ト霊 羅生>>142 ─ 『avid』 ─ [ やや目を丸くした。君の言葉とその反応>>142があまりにも意外だったんだと、次第、気づいてゆく。籠められた僅かな体温は見逃さない、けれど、すこし遠回りを。 ] ……いいよ。 久し振りに、しようか。 [ フード付きの雨合羽の様な衣装は『巫女』の千早に似ていた。脱がせたら丈の短い学生服だ。胸元の謎の菱形に指を掛けて、軽く確かに手前に引くと襟元の留め具は外れる。 脱がせる機会はなくとも衣装の扱い方は心得ている。何があるか分からないし? その下のシャツの釦を外して、自身のグローブを外して──その胸の中央に掌を当てた。陽光が射した桜の花弁を想起させる肌の色。 ] (176) 2023/11/21(Tue) 21:21:26 |