【人】 メカニック ゾズマ( それに、―――… ) [他の言葉は、ゾズマの口からは出てこない。 言葉が、纏まらない。 それは任務に対しての真っすぐさだったり、これから相対するスピカに対しての義務感だったり、そういったものに意識が圧された結果でも、あったのだけれど。 自分のことを何かと気にかけて、元気づけてくれているひとが、いま、側にいるこの時に。 ぼんやりとくるくると、あたたかいような、さびしいような。 そんな、自分でも形も色も掴めないものを抱えた結果、だったのかもしれない。*] (177) 2022/07/13(Wed) 19:30:44 |