【人】 朧广灯 リヒトーヴ― 羅生:楽園の端に、三つ ― [ その肯定は、機械の内側を宥めると共に>>128 何かを攫って行った。 解が与えられたことで、己の不満が沈静化する。 だというのに、何かが欠けたような気がしてしまう。 それでは取り出せない物があるのだというのか。 手放しかけた空白に機械は思考を伸ばす。 ] ……処理の手間を増やされたという意味では、 己は確かにあれに怒っています。 しかし、誤った論理を入力されたり、 命令が翻されることは、決して珍しい話ではありません。 故に、己はあれを裏切りとは見ていない……筈です。 裏切られたと、己は、まだ……。 (177) 2023/11/24(Fri) 21:26:42 |