人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 客 葉月

えっと、ここでみりんを……。

[深夜のキッチン。慣れないエプロンをして、あいつが餞別がわりに置いて行ってくれた料理器具たちとにらめっこしている。

炊飯器に米と水、みりんと酒と塩を少々。水気を切った里芋を乗せて蓋を閉めた]

上手くできるかな、これ。

[あの日食べた芋ご飯>>0:471を再現してみようと思ったのは、キッチンの主だったルームメイトがいなくなってから。つまりつい最近のことだ。

広い部屋に一人になって俺はようやく、自分の機嫌を自分でとることの大切さに気付いた。
そして手始めに、あの日俺を励ましてくれたあの人のご飯を再現してみることを思いついたのだ。

出来上がったご飯をよそって、テーブルにつく]
(178) 2023/03/03(Fri) 18:48:02