【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ ――まさか、この知識に価値が生じる日が来るとは。 相手の言葉に意識を向けながら、>>130>>131 機械は少しだけ友を見直した。] ……もし、あなた達の創造主が 神を思うのであれば、それは自然崇拝のように見えます。 一方、機械は通常自然崇拝を得意としません。 何故なら、ある存在から命令を受ける者だからです。 根本的なシステムの差があります。 己は結果として、その自然崇拝めいたものを 『決定事項』や友の動きから得ることになりましたが、 ……そうですね。それが違い、かもしれません。 [ しかし、これは結果論でしかない。 現実としての"自然"は常に結果でしかない。 この荒廃した大地も、正しく自然のひとつだった。 有史以来の惨状であったとしても。 ただ、人も機械も認めていないだけだ。 そして、そのような思惑は決して"自然"ではない。 ] (180) 2023/11/24(Fri) 21:30:22 |