[俺たちと同じように待ち合わせをしている
グループがそこら中にいる。
中学の時まで一緒だった元同級生なんかもいて、
さっきは足を止めて再会を喜んだ。
いわば、どこもかしこも同窓会状態。
何だか懐かしくて、少しわくわくして、不思議な体験だ]


　他の奴らはまだ？


[と訊ねつつ、コートのポケットからスマホを
出して画面を確認する。
新着メッセージの通知はあるか。
和かほともここで待ち合わせだが（駅の側だし）
君の姿がまだないのであれば、駅まで迎えに行こうか]


　いや、まだ待ち合わせ時間には早いか、ウーン


[とりあえず待つか*]