【人】 9949 普川 尚久>>174 南波 「こう話して全然見当もつかない人が、通じない人よ。 靖史は通じる人で助かるな。相手はするさ、空いてたらね」 あーよかったぁ、と気持ちのこもっていない声で大袈裟に言う。視線をあなたにやってから、またすぐに逸らした。 「……何か返したい言うてたの、やっぱりなしにしといて。 お返ししたいんなら、靖史に性に合わないことを させることになるんがお返し、ってことでおねがい」 結局面倒になった。普段に何も要らないと言うのも、謙虚が理由ではない。 (182) 2021/09/17(Fri) 11:57:38 |