人狼物語 三日月国

148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ


【人】 砂の民 スティグ

 
あっ なんだこれ!
花が… 消えた。
ほんと僕らには洒落すぎてるだろ
女と飲むと思われたのかな


[調子に乗って次の瓶を開けて、もう一つの空き瓶に注ぐと勝手に乾杯した。
その時ぱあっと舞った花に、びっくりしつつ笑った自分に友人も頷いた。]


最後のはさ、ほら、星


[最後の瓶を鞄から取り出して、彼に見せた。
彼は全然動かない。
ろくに喋らないし持たないし飲まない。

だけどその言葉に反応するように、彼が顔を上げた。
自分も星空に視線を向ける。
その日も夜空は満天の星空で、全天に星が輝いていた。
そしてその中の星が一つ落ちる。]
(184) wallander 2022/05/29(Sun) 23:17:23