【人】 白瀬 秋緒[ 中庭のベンチ 距離を空けつつ、同じベンチの端に座る>>151 先程の微笑みとは打って変わって、悩むような表情に、言い淀んだ言葉 この人の多くを知る訳では決してない 精々生徒会の活動で見る程度 だけど、その様子が珍しいなと感じた 大木をじっと見ながら、大人しく言葉を待つ ] ……………………………………………は? [ が、大木の「聞きたかったこと」、その内容を聞いても、暫く声が出なかった>>152 ややあって、呆れの交じる息を吐いて、 それから、怪訝そうな顔で大木を睨む そう、確かにあの夜、己の“願い”を口には出した 誰に聞かせるでもなかったから、誰が聞いていたかも把握出来ていない 大木が知っていても可笑しくないし、 その 願いを知られても別にそれはどうでもいい……不可解なのは、その願いを知った上で、 己に聞きたかったことの内容だ ] (185) 2022/10/17(Mon) 21:18:40 |